2014年5月1日木曜日

小さな山旅のめし

二泊三日、テントを担いで八ヶ岳の真ん中あたりをうろつくにあたって、食糧計画を組み立ててみた。備忘録として書き残しておく。

本来であれば栄養学的なアプローチに加え、軽量化、水場という補給体制、さらにはゴミの容積といった要素を軽視できないが、僕的には「喰いたいものを喰う」こととゴミ減らしの為に「缶詰を諦める」の二点に絞り込んだ。ここに写っていないもので出発日の早朝に調達するものは別途記す。

また行動食は基本「大福餅のみ」として若干のおやつを加えるに留めた。

 

■Day1 

【あさめし】
あずさ2号に乗って松本>茅野間の移動中に食べるとしてここでは省く。
 

【ひるめし】
白駒池からにゅうのあたりに居る予定なので、どこかで景色でも眺めながら菓子パンでも齧る。菓子パンは当日朝に調達。
 

【ばんめし】
黒百合平かオーレンのテント場に居るだろう。夜の主食を「煮もち」と決めたので、生の白菜、ネギを携行し、クッカーで味噌仕立てまたは出し仕立てとしよう。味噌はランチに使ってる生味噌タイプの小袋を持ってく。おっと、カレー味も良さそうなのでカレー粉を忘れないように。そうだウインナーソーセージを投入すると旨味が増すから前の晩に買い足すこと。FDの豚汁が出てきたのでこれも餅用にしよう。おかずにはニッポンハムのパウチ商品「やわらかチキン」2種類を見つけた。


【行動食】
前述のように大福餅とする。



 

 

■Day2

【あさめし】
テント場で食べるとして、片付けを考慮してクッカー不要なめしにする。ならバゲットを一本持って行けばいいか、前の晩にスーパーのパン屋で。パスタ用のたらこソース、またはツナマヨを塗りたくって喰らおう。カップスープを忘れないこと(いま用意した)。

【ひるめし】
もうオーレン小屋まで降りてきてるだろうから、テント場でゆっくりいただこう。クノールの「スープDELI」と肉系のおかずを。軽く飲んで昼寝しておこう。夜が待ち遠しい。


【ばんめし】
仲間と合流しての質素な夕食を予定している。ソーセージやハムやベーコンや合鴨のロースのペッパー仕立てや、あんな肉やこんな肉を、まあそういうものでも齧りながら、ウイスキーのひと口ふた口。


【行動食】
大福餅だ。



■Day3

【あさめし】
山では不思議なことに二日酔いにならない。あ... むかし東北の以東岳から大鳥池に降りたとき、飲み過ぎて翌日停滞という記憶がある。とタイプしてまた思い出してしまった。飯豊には10回近く入山しているが、白状すれば二王子岳でも加治川の支流を遡行した時も梅花皮小屋でもどこでもかしこでも、朝は二日酔いだった。石転沢の尻セード競技で伝説的なスピードを誇ったのも、酒が残っていたからだ。とにかく飯豊の山に入ると二日酔いになる、これだけは間違いない。脱線しかけたが、八ヶ岳では二日酔いにならないと思うので、あさめしには前の晩の残り物を喰らう。

【ひるめし】
朝の散歩は硫黄岳だろう。その下りに夏沢峠でひるめしか。バゲットが少し残っているだろうから、粉末スープでこれをやっつけよう。湯は沸かしてテルモスに入れてくればいい。これで食糧をほとんど食いつくし、予備食として残しておいた棒ラーメン程度に減る筈だ。


【ばんめし】
温泉に浸かってゆっくり、というのは難しいかもしれない。連休最終日、日帰り浴場は激混みだ。くわえて関東方面の仲間たちは中央道の大渋滞が待っている。早々に山麓を離れることになりそうだ。なので晩飯は茅野駅か松本駅で立ち食い蕎麦だなこりゃ。

【行動食】
何度もタイプするが大福餅だ。



■ゴミの問題

パッケージの外装はすべて外しておく。パウチの切り取ってしまえる部分には容赦なくハサミを入れる。またチョコレートの中のトレイのようなものも置いて行く。こうすれば持ち運ぶゴミはかなり減らせるだろう。まあ担いでる僕自身がゴミ以下の存在だからそれほど減らないのかもしれないけれど。















4 件のコメント:

  1. なんだか思うのですが、行動計画はともかく食糧計画までたててしまうと
    もう山旅が終わってしまった気になって淋しくなってしまうのは私だけでしょうか?

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    1. 團長、そんな。
      まあ、われらは終わりのない長旅を続けている訳で、
      終わる時は阿弥陀さまのところに行く時でしょうけど
      とはいえ、その先も極楽浄土を延々と旅する訳で
      となると永遠の長い旅なのでございますよ。

      そう思えば、ひとつひとつの小さな山旅を区切りながら
      阿弥陀さまのところへ旅立てる日を指折り数えて過ごす、それが人生なのだと。
      ですから、本厚木駅北口ということで!

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  2. 自分の弁当のおかずかと錯覚しましたw

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    1. さかしたさん。
      誰が何と言おうと、僕の飯です。
      あなたのではありません。
      近日、たぶんこの週末、リアルレポートを載せます。
      重要なのは、その味わいとか悦びとかは僕のものだった、
      そういうことです。
      あなたの悦びではなかい、という事実から
      目を背けないでください。
      美味さにむせび泣いたのは僕であって僕でしかない。
      でも、うふふ。
      たとえば、たとえば、それから....

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